夢に向かって

読んでいる本のこと、日々のこと、主に備忘録としてまとめることにしました。結果として、文章のみの投稿でどのくらいの人の目に触れることができるのか、ということが検証ができないか、と思いました。つたない文章ですが、これを参考にしてくださる方が現れたら素敵です。

不合理だからうまくいく パート8 同情

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パート8  同情

 

Save the children, habitat for humanity, UNISEF.....

 

なぜ、寄付をつのる団体のポスターには、

必ず小さい子や女の子の写真を載せているのでしょうか。

ストーリーを載せている団体もあります。

 

子供の写真が1番人に働きかけるというのは何となく知っていましたが

今回は寄付について。

 

寄付とは、同情や応援したい、助けたいという気持ちから行われると思います。

 

Danは、ルワンダで大虐殺が起こっていた頃、

テキサスのある州で生死をさまよった女の子がテレビに取り上げられ

かなりの寄付を集めたことを指摘しました。

 

女の子1人

ルワンダの80万人

 

?!

 

経済学者ならば、人は80万人に寄付するべきだと思うでしょう。

 

そもそもルワンダはUNなどの多国籍軍の介入が遅れていました。

 

 

例えば、あなたの目の前で誰かが溺れています。

でもあなたはこれから面接に行くところです。

 

このとき、

1親しさ

2どのくらい危険か

3痛みを共有できるか(アイスバケット効果)

という3要素が人の行動を判断をさせるようです。

この要素がそろえば、人は想像以上に助けようと動くらしいです。

 

実験

世界的な飢餓と、病気の女の子

どちらにいくら寄付をしますか?

 

寄付金が高かったのは女の子だったそうです。

 

両方の状況の説明をしても、女の子の寄付が高いままでした。

 

普通の資本主義の頭で考えれば、困っている人の数が多いほど助けが必要なのはわかります。

でもそうではなく、

海で取り残された犬の捜索に20日と450万円をかけてしまうこともあります。

もちろん犬が助かるのは良いですが、そのお金は他のことにも使えます。

 

このようにして、感情で決めてしまうために、

お金の配分がおかしくなってしまうことがあります。

 

例えば、

病気の予防などの研究にはお金が集まりません。まだ広まってない病気に感染する人を想像できません。

温暖化は目に見えないのでお金が集まりません。

 

逆に、

知り合いがかかった病気などの研究には人は寄付します。

またセレブリティや病気にかかってしまった人などの声も影響します。▶︎マイケルJ

フォックス

詳しい感情がわかると、とても同感します。▶︎アン フランクの日記

 

ですので、この心理を利用し

・世界の数千万に。。と考えるのではなく、「5人分のご飯を」と想像できる人数を考える

・判断を毎回する前に、予防したいことは予め決まりを作ってしまう

「紛争」「虐殺」等

 

一度助けたい、と思えば、その先には限界がないのが人間です。