Being logical Part 3
パート3 議論
どんなに複雑な議論も、結局は2つの部分から成っています。
根拠と結論です。
「上司とよく揉めたので、Aさんは別の事業所にとばされてしまいました。」
このように、論理的な文は、根拠(説明)と結論で成り立っています。
どこまで結論づけられるかというと、根拠が説明できる内容までです。
●議論の際は、共通点と異なる点に着目します。
●根拠は絞った方が良い
●根拠は、そもそも正しいことでなくてはいけない
興味深かった例:
●根拠で、人によって意味の変わる曖昧な言葉を使うと通じにくい
「科学者は優れている」「Aさんは科学者だ」
「Aさんは優れている」
どう優れているのか具体的にはわかりませんね。
●グループを無視した文は意味が通らない
「朝会をしている人は早起きである」
「Aさんは朝会に参加している」
「Aさんは早起きである」
OK
しかし、
「リスは哺乳類である」「象は哺乳類である」
「リスは象である」
!?
図にするとこう。
●ある・・の文章
「ある学生(M)は英語(P)を勉強している」
「あるチェスの勝者(S)は学生だ」
「なので、あるチェスの勝者は英語を勉強している」
P≠S
そうだろうな、と思って何となくふむふむと納得してしまいそうですが
論理的には成り立たない文章です。
注意をしてみると、
実は論理的でない文章、説得力に欠ける文章はたくさんありそうですね!