夢に向かって

読んでいる本のこと、日々のこと、主に備忘録としてまとめることにしました。結果として、文章のみの投稿でどのくらいの人の目に触れることができるのか、ということが検証ができないか、と思いました。つたない文章ですが、これを参考にしてくださる方が現れたら素敵です。

predictably irrational- 予想どおりに不合理 第3章

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 第3章「無料」のコスト 

 「今なら無料!!」

私たちは何回この文章に踊らされてきたのでしょうか。

なぜタダという言葉を聞くとわくわくするのでしょうか。

なぜ私たちは無料が好きなのでしょうか。


実は「無料」聞くと、私たちはいらないものであっても入手しようとします。

例え、本当に欲しい物が値引きされていたとして、無料の物を入手するために何かマイナスなこと(例えば1日並ぶなど)があっても、です。

また、バイキングでは食べ過ぎて気持ち悪くなって帰ってきたりします。

 

Danの行ったハロウィンの実験で、子供にキスチョコを3つあげ、

「1つ返してくれたらスニッカーズの小、2つ返してくれたらスニッカーズの大をあげる」

と言った場合子供は論理的に考えスニッカーズの大を手に入れましたが

「ただでスニッカーズの小をあげるか、2つ返してくれたらスニッカーズの大をあげる」

と言った場合、ほとんどの子がスニッカーズの小に落ち着きました。

 

人間は、失うことを恐れる生き物です。

買って失敗するならば、ただでもらって失敗したいのです。

 

それだけでなく、アマゾンの送料無料やギフトチケットプレゼントなど

そうした人間の心理を利用したキャンペーンもあります。

 

ここで著者は、タダの場合も無料の場合も、数値化することをお勧めしています。

 

スニッカーズ大50ーキスチョコ2つ20=30

スニッカーズ小40ーキスチョコ3つ30=10

(数値はてきとうです)

 

計算した結果、得られる物から失われる物を引いた数が大きい方を選べば良いのです。