Predictably irrational- 予想どおりに不合理 第2章 2/2
なんでスタバ?セブンの方が安いじゃん!
需要と供給。とどのくらい払いたいかという消費者の気持ち。
前回、需要と供給が全く逆になってしまうというお話をしました。
需要と供給とは、日々考える需要と供給ではなく操作されたものでもあります。
セブンのコーヒー100円。
スタバのコーヒー320円。
まぁセブンのコーヒーは、味も認められていますので
セブンに乗り換えている人もいて、売上も伸びていますが
当初コンビニのコーヒーとスタバのコーヒーを比べる人は少なかったと思います。
なぜかというとスタバのブランディングは徹底していて、
そのコーヒーが充満するおしゃれな空間や、コーヒーの数多くの種類、おしゃれな名前
とにかく他のコーヒーを提供するお店と同じように比較されないようにしていたためです。
比較されてしまえば、人は論理的に考えて合理的な行動をとりますが
独自のブランド、価格、というイメージを人々の頭の中に作ってしまえば
もう比べられることはなく独走できるのです。
そして、人はなぜスタバに通い続けるのか。
人は自分の経験に列を作って並んでしまうそうです。
というのは、行列のあるレストランが良いに違いないと思って並ぶのと同じで
一度経験して脳の中に実績をつくってしまうと、またそこに行こうと思ってしまうのです。
そして、「次はこのサイズ」「次はこの味」とはまってしまうのです。。。
人は最初に出会った数字にこだわりますが、価格帯に慣れて行くのは、
名前の変更やアップグレードなど新しく見えるときだそうです。
。。。。。。。!!!!
プレミアム!!
ここ最近よく見るプレミアムもそれですね。