夢に向かって

読んでいる本のこと、日々のこと、主に備忘録としてまとめることにしました。結果として、文章のみの投稿でどのくらいの人の目に触れることができるのか、ということが検証ができないか、と思いました。つたない文章ですが、これを参考にしてくださる方が現れたら素敵です。

Predictably irrational- 予想どおりに不合理 第7章

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第7章 愛着心

よく「愛着がわく」といいますが、その原理について考えたことがありませんでした。

この章では愛着が枠ということの仕組みについて説明しています。

 

デューク大学のバスケットボールの試合

この大学では、大学のバスケットボールの試合を見るために

なんと1週間キャンプをしてとにかくずっと並ぶらしいのですが

並んだ結果なんとくじびきでチケットを買うらしいです。

 

1週間かけて、1番前に並んでもチケットがもらえないとは。。。

 

著者が行った実験では

「そのチケット売ってくれないか」

「チケットを買わないか」

という電話を学生にするのですが、言い値を平均したところ

 

チケットを持っていなくて買う学生▶︎170ドルで買う

チケットを持っていて売りたくない学生▶︎2400ドルで売る

 

という結果が出ました。

 

人は何かを手放すとき、その物を失うことを考えており

チケットがなくなることで経験できないであろう瞬間等を考えているそうですが

 

この「失う」という感情、

「何かを得る」という感情よりも大きく、所有の時間が長いほど生じるとのこと。

 

しかも、実際に所有していないものについても同じような感情が起こります。

 

インターネットオークションなどもその一例です。

オークションに時間がかかればかかるほど、愛着がわいてしまう。

 

同時に、豪華な物件などに住んだ時に、

次の物件のダウングレードができないことも同じような例です。

 

次の章ではこの感情についてのアプローチ。。。だと思います。