夢に向かって

読んでいる本のこと、日々のこと、主に備忘録としてまとめることにしました。結果として、文章のみの投稿でどのくらいの人の目に触れることができるのか、ということが検証ができないか、と思いました。つたない文章ですが、これを参考にしてくださる方が現れたら素敵です。

不合理だからうまくいく パート3 仕事における論理に挑戦する 

f:id:ls2014:20141013195828j:plain

パート3  IKEA効果 なぜ、私たちは自分で作った物を評価しすぎるのか

 

パート2では、やる気の出させ方、なくし方について説明していました。

努力してやっていることは、誰でも認められたいのです。

 

パート3では、その努力していることの自己評価が高すぎる傾向について述べられています。

 

「努力」という原材料はがレシピに入っていると自己評価が高くなる。

 

IKEAの組み立て式の商品、誰が作っても同じようになりますが、

努力して作ると、ただ単に買ってきた家具よりも愛着が湧くようです。

個人的にIKEAは好きではないのですが、その感覚はとてもよくわかります。

「卵を入れて混ぜるだけ!」というケーキミックスなどもその感覚をよく利用した商品です。

努力はしたい。でも、時間はかけたくない。

 

実験 折り紙

折り紙で鶴などをを作ってもらい、いくらで買いたいか価格をつけてもらいます。

・普通に作る人

・それを見ている人

・折り紙の専門家

それぞれ価格が違い、特に作った人と専門家の価格が高いのでした。

見ている人が最も安い価格をつけました。

 

実は親ばかもここに入るそうです。

面白いですね。 

 

実験を重ねるうちに、タスクを最後までやった方が

評価が高くなる傾向にあることがわかりました。

 

Danも、入院中に色々な物を作ったらしいのですが

友人に手作りの枕カバーをあげたことを未だに覚えていて

でも友人は「???」覚えてないのでした。

そして途中でやめてしまった物はあまり愛着がわかなかったそうです。

 

物事をやり遂げるには努力が必要です。

「あんなに頑張ったのに!」「承認されなかった!」「目の前で覆された!」

という気持ちは、本人がより強く感じてしまうものなんでしょうね。

納得です。。。。。 

 

そして難易度の実験。

同じ折り紙の鶴を折るのに、

1説明書が簡単

2説明書が難しくて考えるけど結局作れる

3説明書が難しすぎてギブ

というグループに分けてみたところ、

2番の人達が一番高めに価格を設定したそうです。

 

ということは。。。

 

成長させるには、難しいけどやり遂げられる、という絶妙なバランスがいいんですね。

 

そう言えば昔学校の先生が

「時間内に解き終わるかどうか、という、絶妙な難しさと問題数のテストが最もよくできている」

と言っていました。

どこでそう言われたのかは忘れましたが、今何となくなるほどと思ったのでした。