不合理だからうまくいく パート6 適応
パート6 適応
生き物は慣れて行く生き物です。
目を閉じてみて、事故にあってしまったところを想像します。
後遺症があるかもしれません。体のどこかがなくなってしまうかもしれません。
今していることができなくなる。悲しい。
そんなことは想像できます。
でもその後、適応して生活しているであろうことは想像ができません。
Danの実験1
過去に重傷を負った人達、けがをしたことのない人に、熱湯に手をいれてもらいます。
我慢できなくなったら手を出し、いれていた時間を測ります。
けがをした人▶︎平均50秒、60秒を超えて止めなくては行けない時も
してない人▶︎平均20秒
人は痛みに慣れていく、ということがわかりました。
さらには、宝くじに当たったとき、重傷を負ったとき、
その瞬間は人生において大きな影響をもたらしますが、時間が経ってから幸せの度合いを測ると同じくらいだったそうです。
時間が経つと出来事の記憶は薄れてしまうのです。
人は、実はどのくらい人が出来事に対して柔軟に対応できるか、ということを忘れがちです。
人の慣れが悲しい出来事に対して適応されることがわかりましたが
(もちろん悲しいことは悲しいですが)
嬉しいことにも慣れ、慣れてしまったらその次の喜びを探そうとしてしまいます。
実験で興味深いことがわかりました。
嬉しいことを断続的(途中でやめたりする)にすると喜びが続きますが
辛いことをやめて、また始めようとすると辛さが増します。
嫌な音をまとめて聴かせる場合と、断続的に聴かせる場合だと
断続的な方がイライラし、
マッサージをまとめてした場合と途中で休みを入れた場合
休みを入れた方が満足度が高かったどころか、倍払っても良いというアンケート結果が出ました。
この結果を日々の生活に使うには。。
●嬉しいことは段階的にしましょう。
欲しいもののリストがあった場合、少しずつして
まずは最初に手に入れた物の喜びが薄れてしまうまでは他の物は買いません。
欲しい物で迷った時は、長く続く物を選びましょう。
家具>レッスン など
●仕事では、新しい提案をするようにしてみてください。
人間は結果が想像できることしか選ぼうとしない傾向にあります。
●色々と経験し、自分の喜びと悲しみなどのパターンを見つけてみてください。
目から鱗!!でした!